「脳は3日坊主が当たり前?!」

 

ウェブサイトやInstagramをご覧いただき、いつも本当にありがとうございます。

Ivy Therapy 心理セラピスト Lizです。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

過ごしやすい気候になりましたね。しかし気温の変動も激しいので体調には十分お気をつけくださいませ。

今回は、先日Instagramで投稿分をブログでもシェアしたいと思います。Instagramとほぼ同文になりますのでご了承ください

「やる気」や「継続」について

 

「やる気」や「継続」について書きたいと思います。

脳科学者 池谷裕二さんの著書「のうだま やる気の秘密」(2008年発行)によると、続けるコツは脳を騙して、やる気スイッチ「淡蒼球」を動かすことと書かれています。
さらっと読めるので、何をしても続かない人にはオススメです。

 


以下、抜粋まとめ。

「淡蒼球」は、やる気、モチベーション、気合いなど、日常生活において大切な基礎パワーを生み出す脳部位。脳の世界には自分で意識できるところと、できないところがある。
淡蒼球は無意識のところにあり、自分の意志では動かせないため、淡蒼球を動かすためには外からの刺激が必要。

やる気スイッチ淡蒼球を動かすための起動スイッチが4つ。
この4つのスイッチをオンにすると連動して淡蒼球が動く。

 

①Body(身体を動かす)
身体を動かすことによって入るスイッチ脳の「運動野」にある。

②Experience(いつもと違うことをする)
いつもと違うことをすることで入るスイッチ「海馬」にある。

③Reward(ご褒美を与える)
ご褒美(快感)によって入るスイッチ「テグメンタ」にある。

④Ideomotor (なりきる)
なりきることによって入るスイッチ「前頭葉」にある。

4つのスイッチのうち、1つさえ入れば淡蒼球もつられて動き出すため、ポイントさえきちんと理解してしまえば、やる気や継続力を自分のものにすることができるとのこと。


では、ここからは、私自身の話をしますね。

12年程前に健康維持のために、軽い筋トレをはじめました。

 

もともと運動嫌いなのと、最初から無理をすると続かないので、あくまでスモールステップをベースとして毎日1キロのダンベルを使って10回のスクワットだけを続けました。
今では毎日5-15分程度、長くて30分のストレッチと筋トレのルーティンを続けて12年が経ちます。

休む日ももちろんありますし、毎日のルーティンは歯磨きと同じ感覚なので努力しているという意識が今はほぼありません。

 

なぜ、運動嫌いの私が12年間も続けてこれたのか?!

運動をはじめた頃と著書を読んだことが同時期だったので継続するために「4つのスイッチ」を活用してきました。

その中で、主に意識していたのは①Bodyと③Reward+スモールステップでした。(スモールステップについては、よろしければ「Ivy Therapyについて」の「脳の仕組み」をご参照ください)

 

まず、やる気がない日は①のBodyスイッチを思い出し、今日はたった2-3回だけ腹筋しよう!と身体を動かすと10回は腹筋しようとなり、小さな達成感を味わいました。
身体は脳の支配下にあると思われがちですが、実は身体が主導権を握っているそうです。

 

次にマンネリ化した時は②のExperience(いつもと違うことをする)スイッチを思い出してウォーキングに変える日もありました。いつもの目線や景色が変わると記憶を司る海馬が活性化するので気分転換になります。

 

③のReward(褒美を与えるスイッチ)は、運動はもちろんのこと、日常に根付いています。「自分の脳に報酬を与えよう!」という感覚で、毎日のように自分にご褒美を与えています。

 

先日落ち込んだ日にフルーツサンドをご褒美に与えたら予想以上に不快から快になりました。単純です(笑)

大なり小なり、自分自身にご褒美を与えることは、自分の予想以上に、明日への活力、続けることへの原動力となると最近は実感しています。報酬系の威力は素晴らしいです。

また、強く念じることや思い込みが強いほど脳は騙されやすくその気になると書かれていたので、運動をはじめた初期の頃はトレーニーのDVDやYouTubeを見て、その方になりきって運動していました。これが④のIdeomotor (なりきる)スイッチですね。

 

このように試行錯誤を続けていくうちに、今では毎日運動しないと気持ち悪いという領域に達しています。運動嫌いな私が12年も続いていることに一番自分がビックリしています。

そもそも、「三日坊主が当たり前?!」

 

「継続は力なり」ですね。

しかし、なぜ、これほどまでに継続することが難しいのか・・・

 

脳は一度見たものを馴化(異なる環境に移された生物が次第に慣れて適応した性質をもつようになること)して当たり前のものとするので、三日坊主になるように出来ているようです。いちいち見るものに感動していたら埒があかないのでいわゆるマンネリ化することは「生きるために必要な反応」とのことです。

 

「三日坊主が当たり前」

ならば、脳の仕組みを知り、与えられた自分の脳をいかに活かしていくことが大切かを日々実感しています。
私の体験談も含めて、皆様の参考になればうれしいです。

 

 


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